2025.01.30
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薄刃包丁の選び方

薄刃包丁とは

薄刃包丁は大根の桂剥きや野菜のスライスをするのに適した包丁です。包丁の刃が他の包丁に比べて薄く、野菜などの繊維を壊さずに食材に入るのが特徴です。

薄刃包丁の選び方(サイズ)

薄刃で一般的なサイズは180~210mmです。

皮むきや野菜を刻むのには180mmが小回りが利きやすく、包丁も重くないのでおすすめです。

大根やカボチャなど大きくて太めの野菜を切るときは210mmが使いやすくなります。

大根の桂剥きなどは手元で作業をするため、あまり刃渡りが長いものは使いにくい場合があるので、気を付けましょう。

薄刃包丁の選び方(材質)

薄刃包丁を選ぶ際、材質は切れ味だけでなく、切れ味が長く続く持続性においても関わる大事なポイントです。實光では、鋭い切れ味が求められる和包丁はハガネをおススメしています。

青紙2号:皮むきやスライスなど野菜をたくさん料理する方 白紙2号:あまり切る量が多くない方、家庭用の方 銀3:サビるのがイヤだという方、お手入れしやすい物をお求めの方(サビにくい材質)

「本焼」と「合わせ」は何が違う?

包丁には「本焼包丁」と「合わせ包丁」があります。みなさんが目にするほとんどの包丁が「合わせ包丁」で、「本焼包丁」は作られている数も少なく、高価で特別な包丁です。

「本焼包丁」は単一の鋼材から作られているため、歪が出にくい包丁になります。非常に硬度が高いため、切れ味が素晴らしく、その切れ味の持続性にも優れています。

一方、「合わせ包丁」は鋼と軟鉄を張り合わせている包丁で、中心部分のハガネを粘りのある軟鉄で補強しているような構造ですので、本焼に比べて欠けたり折れたりする心配が少なくなります。

本焼は手入れが合わせ包丁に比べて難しく、包丁の扱いに慣れている方以外はおすすめできません。しかし、料理人の方のあこがれの包丁ですので、料理人の方に、特に料理長クラスの方や対面キッチンなどで料理をされる方などに使っていただきたいと思います。

刃を鏡面にするメリットは?

鏡面とは包丁の表面を食材が写るくらい鏡のようにピカピカに磨き上げることです。

鏡面にするメリットは3つ 1. 表面の摩擦が減るため、食材の切り口(繊維)が崩れずきれいになる 2. 表面の凸凹が少ないため、サビにくくなる 3. 見た目が美しい

対面カウンターなどで調理する料理人の方には、お客様に包丁を見ていただく場合がありますので、鏡面仕上げの美しい包丁が喜ばれています。

實光では包丁を鏡面仕上げに特別加工できます。 加工代は約1万円程度で、納期は2週間前後かかります。

薄刃包丁一覧

實光刃物で扱っている薄刃包丁のリストです。包丁の基本機能にこだわり万人におすすめできる商品を「シリーズ(背景色:赤色)」、個性的なコンセプトをもって、デザインや機能に特徴のある商品を「ブランド(背景色:緑色)」になります。

項目 本焼青二 本焼白三 青一ダマ 青二 白二 銀三 白三 日本鋼
商品 薄刃包丁の選び方【本焼青二】 薄刃包丁の選び方【本焼白三】 薄刃包丁の選び方【青一ダマ】 薄刃包丁の選び方【青二】 薄刃包丁の選び方【白二】 薄刃包丁の選び方【銀三】 薄刃包丁の選び方【白三】 薄刃包丁の選び方【日本鋼】
鋼材 青紙2号 白紙3号 青紙1号 青紙2号 白紙2号 銀3 白紙3号 日本鋼
切れ味 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆
研ぎやすさ ★★☆☆☆ ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★
サビやすさ サビる サビる サビる サビる サビる サビにくい サビる サビる
構造 本焼 本焼 合わせ 合わせ 合わせ 合わせ 合わせ 合わせ
ハンドル 黒檀八角 ホオノキ
八角柄
黒檀八角 ホオノキ
八角柄
ホオノキ
水牛柄
ホオノキ
水牛柄
ホオノキ
水牛柄
ホオノキ
PC柄
アゴ磨き × ×
特徴 鏡面 ダマスカス 合わせの最高峰 料理人は上作以上 サビにくい
商品ページ 本焼青二 本焼白三 青一ダマ 青二 白二 銀三 白三 日本鋼

薄刃包丁の選び方(柄・ハンドル)

薄刃包丁は刀身と柄に分けることが出来、柄もさまざまな素材や形状があります。柄は見た目だけでなく、柄の素材によって耐久性が変わり、形によって握り具合が変わります。

實光のスタンダードシリーズ「青二シリーズ」は「ホオノキ八角柄」を使用しています。八角柄は角があるので握りやすく、プロの料理人の方が好んで使うといわれている形状です。

また、實光では柄をカスタマイズすることが可能で、人気の柄は黒檀柄です。黒っぽい色は使っていくうちにツヤがでて、耐久性にも非常に優れた丈夫な素材です。

柄のカスタマイズについては、カスタマイズページにて詳しく解説しています。

薄刃と鎌薄刃包丁の違いとは?

薄刃は刃身が四角い形状をしており、鎌薄刃は先が丸く鎌型の形状をしています。昔から薄刃は関東で使われていたため「東型」、鎌薄刃は関西で使われていたため「西型」と呼ばれています。

東、西、と呼び名がありますが、現在では地域は関係なく、使い慣れているタイプの包丁を使う料理人が多くなっています。

「西型」の鎌薄刃は先端がとがっているため、細かい作業がしやすくなっています。また、種を取ったり、くり抜いたりする作業にも適しています。

薄刃、鎌薄刃ともに、刃がとても薄く、食材に鋭く入る形状になっていますので、野菜の皮むきや大根の桂剥きに適しています。

左利きの包丁もご用意しています

薄刃包丁は片刃包丁のため、通常は右利き用で左利きの方は同じものをお使いいただけません。そのため、片刃の刃を反対に造り、ハンドルも左利きで握りやすいむきに付け替えています。

實光では左利きの出刃包丁を多数ご用意しています。左利きの包丁は在庫が少ないため、製造にお時間がかかる場合がございますので、ご注文は早めにお願いいたします。

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