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本刃付け

實光の本刃付けとは

實光では新品の商品は通常、切れ味と欠けにくさと持続性のバランスの取れた刃付けをしています。實光の本刃付けは人造砥石または天然砥石で職人が手研ぎをする事により、包丁の切れ味を最大限に高める刃付けになります。

切れ味を優先しているので、通常よりもやや欠けやすく硬い物を切ったり・叩き切りなどをすると欠ける恐れがあります。

實光では片刃と両刃で本刃付けをしています。片刃と両刃では包丁の構造が違うので、本刃付けのやり方も違います。

「片刃」の本刃付け

片刃の場合は、自分で研ぐ時に砥石に当たりやすくする為に、切刃を角砥石でベタ研ぎをします。 また、ベタ研ぎをする事で包丁の刃先を出来る限り鋭利に仕上げます。 そうすることで、切れ味が通常よりも良くなります。 本刃付けでも小刃付けをするのですが、目では確認できるか出来ないかの極小の小刃付け(糸刃)にします。

※小刃付けをすると切れ味が落ちると誤解されている方もいますが、小刃付けをする事で安定した刃が付き切れ味が良くなります。

「両刃」の本刃付け

両刃の本刃付けは、「刃先のみ」と「ベタ研ぎ」の2種類の本刃付けがあります。

刃先のみの場合

切れ味を良くする為に新品時の刃先よりも鋭い角度で刃付けをします。 そうすることで食材への食い込みが良くなり、より少ない力で切ることが出来ます。 また、刃先のみなので、見た目は新品時と同じような見た目です。

ベタ研ぎの場合

自分で研ぐ時、砥石に当てやすくする為に切刃を角砥石でベタ研ぎします。 また、ベタ研ぎをする事で包丁の刃先を出来る限り鋭利に仕上げます。 そうすることで、切れ味が通常よりも良くなります。 本刃付けでも小刃付けをするのですが、目では確認できるか出来ないかの極小の小刃付け(糸刃)にします。

最終仕上げは「天然砥石」の刃付け

實光では最後に天然砥石で仕上げる事でより繊細な切れ味になります。また天然砥石は包丁の鋼の炭化物を壊さないので、鋼の本来の切れ味を発揮することが出来、切れ味の持続性も上がります。

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