小松島西高校で「堺包丁」の魅力と研ぎ体験!
このたび、大阪・関西万博の中島プロデューサーとのご縁をきっかけに、堺包丁の良さを多くの方に知っていただくための新たな取り組みが始まりました。その一環として、STEAMチームとのコラボ企画が実現し、小松島西高校の食物科で堺包丁の歴史や特徴を伝える説明会と、包丁の研ぎ方を学べるワークショップを開催することが決定しました。それでは、ワークショップの内容をご覧ください!

小松島西高校で「堺包丁」の魅力や特徴、そして包丁の研ぎ方をテーマに授業を行いました!今回参加してくれたのは1年生の2クラスに加え、急遽参加が決まった3年生も含めて、合計80名ほど。熱心に学んでくれた姿がとても印象的でした。
※今回、實光宏明と研師Ryotaの2名で学校に伺いました。
授業は、以下の3つのパートに分けて進めました:
- 1. 堺包丁の歴史・特徴
- 2. 包丁の切れ味で味は変わるのか?
- 3. 包丁の研ぎ方
特に生徒たちが興味津々だったのは、やっぱり「包丁の研ぎ方」。このパートでは、研師Ryotaが丁寧に説明を行い、生徒たちにも実践してもらいました!
研ぎ方のレクチャー、実際の体験まで!

まずは、研師Ryotaが登場。包丁研ぎの基礎や、研ぎにおいて最も重要な「かえり」の感覚を伝えることからスタートしました。
※かえりとは包丁を研いだときに刃先の反対側(裏側)にできる、ほんのわずかな金属の「返り」のことを指します。これができることで、「刃がしっかり研げた」という一つの目安になります。

「かえり」ができる感覚を生徒自身が実際に包丁を触って体感。これが研ぎの成功の鍵となります。

続いて、生徒たちにも砥石を使った実践を行ってもらいました。1年生も3年生も真剣そのものです。

研ぎの途中では、Ryotaが生徒たちの手元を確認しながら直接アドバイスを実施。みんな着実に腕を上げていきました。

急遽参加した3年生は、研ぎ場が不足していたため横の棚の上で挑戦。場所が限られていても一生懸命に取り組む姿に、私たちも感動しました。
最後は新聞紙を使って切れ味をチェック。
研ぎが上手くいった生徒たちは、驚くほどスムーズにスパッと切れるようになっていました!

研師Ryotaの包丁を試してみたいという生徒が、包丁を借りて紙を切ってみました。そのあまりの切れ味に、生徒たちは驚きと感動の声を上げていました!
成果を次の授業で実感!

研ぎ体験の後、「研ぎ方を理解できた人?」と尋ねると、ほとんどの生徒が手を挙げてくれました!
次の授業では、研いだ包丁を使って大根の桂むきに挑戦。切れ味が良くなった包丁に驚きながら、上達を実感している様子でした。
給食タイムも感動!

授業後は、小松島西高校で作られた給食をいただきました。この学校では、生徒たちが毎日給食を手作りしているとのこと。学んだ技術を実際に活用できる環境が整っていることに感心しました。
最後は記念撮影!

授業の締めくくりには、生徒たちから元気な挨拶をいただき、みんなで記念撮影!笑顔あふれる素敵な時間を過ごすことができました。
今後も包丁を通じて、より多くの人に料理の楽しさや道具の大切さを伝えていければと思います。小松島西高校の皆さん、本当にありがとうございました!