堺と言えば鉄砲や包丁。江戸時代商業の街とし、織物や製造業を中心に大変栄えた地域です。
江戸時代、大阪は「食い倒れ」堺は「建て倒れ」と例えられていたそうで、堺の商人は建物に趣向を凝らし、立派な物を建てていたそうです。そのような伝統的な堺の町屋を今も感じることができる建物を堺市立町屋歴史館としてたくさんの人に訪れてもらい、喜んでいただいています。あまり有名ではないのが本当にもったいない、と言わせるほど江戸時代の雰囲気溢れる素晴らしい建物です。
堺の町屋歴史館の山口屋住宅は江戸時代初期の町屋として国の重要文化財に指定されています。広い土間、美しい梁、広い畳の部屋など当時の町屋の雰囲気を存分に感じることができます。庭には大きなハゼの木があり、樹齢200年以上と言われています。
近年整備が行われリニューアルされているので、観光ボランティアによる案内も受けることができます。 館内では、刃物、先行、緞通など堺の伝統産業や、季節ごとに端午の節句やお雛飾りなどが 飾られる部屋があり、博物館としても十分に楽しめます。
實光もある綾ノ町から新明町にかけての一帯は当時の雰囲気を持った建物がいくつかあり、反映した当時の堺の豊かさを感じることができます。
清学院は江戸時代寺子屋としても使われていた寺院で、仏典のために日本人で初めてヒマラヤを超えてチベットに行ったといわれている川口慧海(かわぐちえかい)もここ清学院で学んだといわれています。
当時商業の街として栄えていた堺の都市部の小さな土地の中に不動堂、庫裏、門がコンパクトにおさめられており、現存する修験道としても数少ない歴史的に大変貴重な建物です。江戸時代の雰囲気を感じるとともに、江戸時代の人の建物に関するこだわりを見ることのできる場所です。
山口屋住宅
電車で: 阪堺線 綾ノ町駅 徒歩3分
駐車場 無し
清学院不動堂
電車で:阪堺線 高須神社駅より西に300メートル
南海本線 七道駅より東へ300メートル
駐車場:無し
山口屋住宅
住所: 堺市堺区錦之町東1丁2-31
電話: 072-224-1155
営業時間: 10:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日: 火曜日
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