「包丁の欠け」の原因について!欠けの修理はできますか?
包丁は大きくかけても修理は可能です。荒砥石を使ってご自分でも直すことも可能ですが、あまりにも大きな欠けは時間がかかると思うので、刃物屋さんにお願いした方が良いと思います。
刃の欠けの原因は、シンクの角にぶつけたや魚の骨を切る時、冷凍したお肉や魚を解凍しないで切る時に欠ける事が多いです。
冷凍食品はすごく冷たいので、包丁が急激に冷えてしまいます。その温度変化に耐えれず包丁が弱い状態になり衝撃に弱く少しの力で大きく欠けてしまいます。半解凍の状態の時は自分も解答できたと思って切っているので欠ける場合があるので気を付けてください。また冷凍ものの場合は上の図のように欠け方が異常に大きくなります。この場合はたいてい冷凍物を切った場合です。通常の欠けであれば1mm程度の大きさです。
魚の骨や硬い物を切るときは出刃包丁を使うことをお勧めします。欠けた場合の修理は基本的にはほとんどのケースで可能です。ですが、もし5mm欠けた場合は、刃先が5mm短くなります。
包丁が欠けるので、やってはいけない切り方。
包丁は横から見れば幅も広いですし強く見えますが、刃先は1mmくらいしかありません。その為、上下の動きには強いですが、左右の動きにはとても弱いです。
例えば、かぼちゃを切っていて途中で止まると、どうしても左右にこじて切ろうとします。この動作が包丁には弱く欠ける原因になります。ですので、包丁が上下の動きで止まった場合はもう一度抜いて切り直すか、手で押さえて体重できるようにすれば欠けにくいです。くれぐれも左右にしないように気を付けて下さい。
刃の欠けの修理代金について
包丁の欠けの修理代金は、三徳包丁であれば2,000円程度、出刃・刺身は2,500円~になります。一度、包丁を送っていただきお見積りを出させていただきます。
また、セラミック包丁の欠けは修理が難しいですので、京セラなど直接メーカーに送ってください。セラミック包丁は欠けるだけでなく、落とすとヒビが入ったり割れたりすることがあるので気をつけて扱ってください。
包丁欠け修理についてのQ&A
ここからは、包丁欠け修理についての質問にお答えしていきます。
Q:包丁が欠ける理由は何ですか?
A:包丁が欠ける原因はいくつかの一般的なケースに分けられます。
- 硬い物質との接触: 骨や硬い食材に当たると、刃先が欠けることがあります。特に硬い根菜類や冷凍食品が原因でよく起こります。
- 不適切な力の加え方: 包丁に横向きの力がかかると、刃が欠けやすくなります。正しい切り方は食材に対して垂直に力を加えることです。
- 落下によるダメージ: 包丁が落ちた際に、床や他の硬い表面と衝突して刃が欠けることがあります。
- 冷凍物の切断: 冷凍されたものや半解凍の食材を切るときには特に注意が必要です。これらは非常に硬く、通常の食材よりも刃に負担をかけます。
Q:包丁の刃こぼれを直す方法はありますか?
A:包丁の刃こぼれを直すためには砥石を使って研ぐ必要があります。刃こぼれを直す際のポイントは以下の3つです。
- 研ぎ石選び:刃こぼれの程度に応じて、適切な荒目の研ぎ石を選ぶ(例: #220~#400)。
- 荒砥石で欠け部分を研いだ後、中砥石、仕上げ砥石を使用します。
- 研ぎ角度の保持:包丁を研ぎ石に対して10°から20°の角度で持ち、均一に研ぐ。 均一に研ぐ:刃の欠けた部分だけでなく、刃全体が均一に研がれるようにする。
Q:包丁の刃がこぼれるのはなぜ?
A:包丁の刃がこぼれる主な原因は、硬い物質への衝撃、本来の用途以外の使用、不適切な切り方による横力の加わり、落下や強い衝撃です。これらを避け、正しい使用と保管方法を守ることで、刃のこぼれを防ぐことが可能です。よくあるケースでは、「魚の骨に当たって刃こぼれした」「解凍肉を切ったら中が解凍されてなくて、冷凍部分にあたり大きく欠けた」「かぼちゃを切って包丁が抜けなくなったので、横に動かしたら刃が折れた」という事象です。
Q:包丁は何年くらい使えますか?
A:包丁は刃がなくなるまで、いつまでも使えます。包丁研ぎをしても、家庭用なら20年.30年同じ包丁を使えます。世代を超えて包丁を使っている方もたくさんいます。切れ味を長く保持するためには正しいメンテナンスが必要です。包丁研ぎを適切なタイミングで行い、包丁に不具合が出たときは包丁専門店に修理を頼むようにしていると、切れ味が良いまま何十年も長い間使用することが可能です。