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丸十様展示会に出展してきました!

丸十様展示会に出展してきました!

丸十様展示会に出展してきました!

實光刃物の営業部高久です。

今年も鳥取県倉吉市株式会社丸十様の展示会に出展させていただきました。
今回は事前に包丁の扱いと、売り込み商品のアピールをしていただいたおかげで予想以上の販売数になりました。
 
当日も主催社である株式会社丸十の営業マンの掛け声で出展業者も大きな声で発声するという、気合の入った展示会でした。

和包丁、洋包丁それぞれ展示した中で、今回、特別売り込んだ商品は『ハイス鋼三徳包丁』!
業務用カタログにも掲載していますが、写真だけではなかなか良さが伝わりません。
今回はできるだけユーザー様に現物をお見せし、言葉でこの包丁の良さをアピールしてきました。

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刃:粉末ハイス鋼
刃渡り:165mm
重量:118g
柄:朴の木水牛口輪
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ハイス三徳包丁とは?

【ハイス三徳包丁の材質】
ハイス鋼とは、高速度工具鋼のことで、主に切削工具に使われる非常に硬い鉄鋼材料です。
実用上、数ある鉄鋼材料の中では一番硬いといっても差し支えないかもしれません。
成分によっていくつかタイプが存在しますが、そうした区分とは別にハイスの製法という面で見ると、溶解ハイスと粉末ハイスという二つに分けることができます。
一般的に言うハイス鋼は、ほとんどが溶解ハイスとなります。

これは通常の鉄鋼材料をはじめ、合金鋼や工具鋼を製造する要領と同じで、通常の鋼のように原料を電気炉などで溶解したものを形にしていき、圧延したものになります。
金属組織を構成する結晶の粒径は比較的粗いものになりますが、鍛造や熱処理によりこれもある程度変わっていきます。
もう一方の粉末ハイスとは、この初期から作り方が異なっており、粉末冶金法で製造されるハイス鋼です。

型に元となる材料の粉をいれ、熱と圧力をかけながら焼結していきます。元となる材料は一度溶かしてあり、それをさらに微粉末にして焼き固めるという方法を取ることで、金属組織がより緻密で、結晶粒も小さいものになります。

結論を言えば、粉末ハイスは強靭で、耐磨耗性に優れ、疲労に強い、靭性(粘りの強さ)に富んだ鋼材となります。

【ハイス三徳包丁の構造】
三層構造(割込包丁)になっています。
硬い鋼材を柔らかい鋼材でサンドイッチしています。
割込み包丁の本来の目的は、鋭さと丈夫さを兼ね備えることです。
一般的な包丁は一枚の板からできており、それと比べると薄く作ることが可能になり、
切れ味が良いのです。

また、両サイドから補強していることからして、半分に折れる心配はほとんどありません。
一枚ものは和包丁でいう「本焼」に該当し、硬い反面もろく、折れてしまう弱点があります。

【ハイス三徳包丁の使いやすさ】
1)軽さ
一般的な三徳包丁は140g前後(当社製品)に対して118gと超軽量!
持ち比べしていただくか、そうでなくても一度持っていただくとわかっていただけると思います。
とにかく軽い!!
例えば野菜の千切り、みじん切りをするのに数分同じ動作をします。切れ味が同じ包丁が二本あるとして、どちらを使用するか?迷わず軽い方を持つはずです。

2)柄(え)
朴の木に水牛の角を口輪に使用しています。
朴の木は多少濡れた手でもしっかり握ることができます。和の職人が使用している柄です。このことからしても作業性が高いのは解っていただけると思います。

水牛の角を削ってできた口輪は使っていくうちに自分の手に馴染んでいく素材です。
(水牛柄は和包丁の中で、比較的高いランクの商品に付けます。)

汚れるなどの弱点はありますが、和包丁の柄は比較的安価で交換ができます。合板や樹脂のハンドルは交換可能ですが、数千円から製品以上の価格になる場合があります。
(物によれば復元不可能なものもあります。)
その点、長く使っていただけるハンドルといえます。

實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)

實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)
「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。
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