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包丁の柄の黒い部分が動くけど大丈夫?

包丁の柄の黒い部分が動くけど大丈夫?

包丁の柄の黒い部分が動くけど大丈夫?

包丁の柄は使用していると、柄(ハンドル)についている口輪部分の黒いところが動く事がございます。これは黒い部分の材質がプラスチックでできている場合に起こります。

口輪部分が動く原因は、プラスチックの素材と木製の素材をくっつけている為に起こってしまいます。温度差などで木製が膨張と収縮を繰り返しているうちに隙間が広まってしまいカパカパ動くようになってしまいます。

これはプラスチック柄では、いつか起こってしまう現象になります。下記の方法で動かないように修理してください。

口輪部分を動かないようにする方法

どのように動かなくさせるのかというと、口輪部分と木製部分に木工用ボンドでくっつけます。

1.柄の口輪部分をハンドルと反対の方に動かして木製部分が見えるようにします。
2.動かした部分に木工用ボンドを塗って上下に動かしてボンドを全体に付けます
3.最後に口輪部分を木製部分にしっかりと固定して置いておきます

以上の手順で口輪部分を柄の木製部分に固定してください。

包丁の柄のお手入れについて

包丁の柄はしっかりと中性洗剤で洗って水気をしっかりと取って保管してください。たまに質問をいただくのですが、乾燥室に入れてもイイですか?食洗器を使ってもイイですか?と聞かれます。包丁の柄は木製で出来ているため、温度の変化に弱い材質になります。熱くなったり、冷えたりを繰り返しているうちにハンドルが弱くなってきます。

ですので、基本的には自然乾燥で保管していただくようお願いいたします。

包丁についてのよくある質問

ここからは包丁の柄についてのよくある質問にお答えいたします。

Q: 包丁にシャープナーは良くない?

A: シャープナーは本格的な刃先の研ぎ直しではなく、刃の表面に細かな傷をつけて摩擦を増やすことで、一時的に切れ味を向上させる仕組みです。そのため、鋭さの持続力が短く、プロが求めるような精密な仕上がりを期待するのは難しいでしょう。また、頻繁に使用すると刃が不規則な形状になり、結果的に包丁の寿命を縮めてしまう可能性もあります。

Q: 包丁のシャープナーは何回くらい使うべき?

A: 包丁のシャープナーの使用頻度は、包丁の状態や用途によって異なりますが、基本的には数回(5〜10回程度)程度にとどめると良いです。シャープナーは手軽ですが、過度に使うと刃先が摩耗しやすくなるため、数回だけ軽く通すようにしましょう。包丁の切れ味が大幅に落ちている場合や、細かい調整が必要な場合には、シャープナーだけでなく砥石で丁寧に研ぐと切れ味が長持ちします。

Q: 包丁で一番いい素材は何ですか?

A: 包丁にとって「一番良い素材」は、何に重点を置くかによって変わります。切れ味にこだわるなら、純度の高い白鋼が最適です。鋭い刃をつけやすく、シャープな切れ味を引き出せます。切れ味の長持ちを重視するなら、青鋼が適しています。青鋼は硬度が高く、研ぎ直しの頻度を減らせる点がメリットです。また、錆びにくさを求める場合は、ステンレス製の鋼材が良い選択です。さびの心配が少なく、日常使いでの手入れが簡単です。

實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)

實光刃物 四代目:實光俊行(じっこう としゆき)
「實光刃物(じっこうはもの)」は大阪の堺で明治33年に創業し、包丁(刃物)の製造と販売をしています。一期一会の精神で、お客様との瞬間を大切に。切れ味へのこだわりを胸に、日々技術の向上に励んでいます。技術の継承と共に、将来は世界中で愛される堺包丁のブランドを築き上げる夢を抱いています。
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