星の数でレストランの評価をするミシュランガイドについて
フランスにある「ミシュラン社」から出版されており、色々なジャンルのガイドブックの総称をミシュランガイドと呼びます。ミシュランガイドの始まりはパリ万博が行われた1900年、車でドライブする人向けに発刊した道路マップがフランスで発行されたのが始まりです。その中でも一番有名なのはレストランの評価を星の数で評価する「レッドミシュラン」です。
「レッドミシュラン」と呼ばれる意味合いは、ガイドブックの色が赤である所からきています。世界各国に国ごとのミシュランガイドがあり、年間100万部販売されています。最近では欧州よりも、日本やアメリカでの影響力が強くなっています。
星は1つ星から3つ星で評価されます。1つ星は是非食べてほしい、美味しいと思える料理、2つ星は非常に美味しく遠出をしてでも食べる価値がある料理、3つ星は旅行をしてでも食べに行った方が良い程、突出した価値がある料理を指します。
また、「星印が付いていなくても」ミシュランガイドに掲載されているというだけで「非常に評価の高いお店」と言えますので、星印が付いているお店は圧倒的な価値があります。例として2010年のフランス版では3,453軒以上のレストランが掲載されていますが、その内、3つ星が付いたのは26軒だけとなっています。
日本版 ミシュランガイドについて
日本におけるミシュランガイドは2007年11月20日に発売された「東京2008」が初めての東京版であり、和食店や寿司屋等の日本の料理が3つ星を初めて取得しました。その時の星の数は191個で、パリの記録を優に超える世界最多となり、日本の料理のレベルの高さを世界に知らしめました。實光包丁のお客様も多数、星を獲得しています。
また日本の料理は、数百年、世代交代により昔から伝統の味を職人達が守り続けており、その技術、レベルの高さをどの都市よりも超越しているとミシュランガイド総責任者「ジャン=リュック・ナレ」も総評しました。
この東京版の発行、そしてその評価の高さから、日本の料理のレベルの高さに世界中が注目しました。この東京版は発売からたったの4日で12万部を完売し、2008年2月末までに29万部以上を販売するという快挙に至っています。
ミシュランガイド掲載店、そして星が付いているお店はグルメな人ならば絶対に抑えておきたい所です。現在では有料で「デジタル版ミシュランガイド」を利用出来ます。
※ミシュランガイドに掲載されている県は、東京・横浜・湘南・大阪・京都・奈良・神戸・広島・北海道があります。
ミシュランの目論みとは・・・
発行者であるミシュラン社は有名なタイヤメーカーで、自動車での移動や旅行が活発化すればタイヤの売れ行きが上がると言う事でミシュランガイドが作られたと言われています。「ガイドはタイヤのため」、「ガイドはミシュランにとってはブランド名を売り込むため」と今でもその原則を引き継がれているようです。
實光包丁も世界中の料理人から満足していただける切れ味を作り続けていき、そして食事をした人、全てを幸せにするお役に立てればと考えています。